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2014年5月8日木曜日

たれぞう・ヒカキン…ついていけない

最近やたらとネット上で「たれぞう」という名前を目にする。どうやらYouTubeにレビュー動画をアップしている素人(極めて個性的なルックス)をニコニコ動画のイタズラ好きな面々がおもちゃにしているらしい。

たれぞう本人には全くメリットがない。なにせニコニコ動画にアップされているものは無断転載だし,無関係なホモ動画のタグが付けられたり,勝手に編集されてたりしている。コメントも褒めているようで嘲るようなものばかりだ。既に本人は動画をアップしていないという。

「たれぞう」を調べているうちに「ヒカキン」という名前も目に付き始めた。こちらはYouTubeのチャンネル登録者数で日本一の人らしい。

アップしているのは商品レビュー動画やゲーム実況動画,ビートボックス動画らしい。登録者数が100万を越えるらしいが,そんなに貴重な時間を使って素人の商品レビューやゲーム実況や素人のビートボックスが見たい人がいるのかと驚きだ。ご丁寧に「そんなに面白いと思えない割に登録者数が異常に多いのは子どもが中心だから」というエクスキューズまで用意されている。なんだよ,そのへんな言い訳。おまえAKB48か。ゲーム実況や商品レビューをワクワクして待つ子どもがいるのか。

たれぞうと違って,どうも広告代理店が背後にちらつく。ヒカキンは「YouTubeのアフィリエイトで高収入」「素人がYouTubeからスターになれる」という幻想を広めることに貢献している。また,商品紹介はまんまステルスマーケティングだ。

ヒカキンはヒャダインみたいに実は最初から芸能人でした。という落ちがあるのかもしれない。まあ,よくあることだ。伊集院光だって売り出すにあたって実際は噺家だったのに,ラジオの素人参加番組に「素人」として登場しているんだから。

たれぞうもヒカキンも積極的に見る気にはならない。ヒカキンの動画を見てしまうと,おすすめ動画に執拗に登場するようになるらしいので,むしろ積極的に避けなければならない。

・・・たれぞう動画見ちゃった。