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2011年3月29日火曜日

ゴールデンウィークは東北に行こうか

今年のゴールデンウィークは,父の傘寿のお祝いがあるので東北ツーリング,特に太平洋沿岸を走る予定だったのだが,今回の震災で流石に太平洋沿岸の被災地域を走るのは難しくなった。
それでも,福島・宮城・岩手の内陸部を走しろうかなぁとは思っている。
被災していない地域の観光業も今回の震災で客足が遠のいていて打撃を受けている。
過度に自粛しないで行った方が東北のためになるんじゃないだろうか。
ただし,ガソリンの供給が不足したままだと,少なくともバイクでのツーリングは難しいが。

2011年3月25日金曜日

震災につけ込んだ情報商材メール

情報商材のスパムメールと覚しきメールが届いた。

「立ち上がろう!仙台!!義援金キャンペーン」というタイトルで
曰く

>あなたの小さな一歩が
>誰かの大きな支えになる。。。
(略)
>【東北地方太平洋沖地震】
>で被害に遭われている方々の為に用意した。。。
>      ・━┓・━┓・━┓・━┓
>      ┃救┃┃済┃┃企┃┃画┃
>      ┗━・┗━・┗━・┗━・
>こちらは、被災地の復興の為にモニター贈呈します!
(略)
>【100万円】以上の獲得金額が計上された場合は、
>その一部を被災地の復興に援助してくださいねっ♪

だそうだ。

今の時期にこんなメールを出すとは,度胸があるな。

2011年3月19日土曜日

プロ野球と節電を考える

セ・リーグの開幕が4日ばかり延びたようだが,東京電力管内でのナイトゲームは節電しながらやることになるそうだ。
一般家庭の6000世帯(記事によっては5000世帯等ばらつき有り)が1日に使う分の電力を消費するということだが,4万人が集まればその分一般家庭が使う電力が軽減されるという意見もネット上で見かけた。
私もナイトゲームやった方がひょっとしたら省電力になるかもしれないと考えていたので,同じような事を考える人はいるものだ。

実際どうなんだろう。

観客4万人,全ての観客が家を空けた状態,全ての観客が4人家族,家を空けておく時間8時間(試合4時間,家との往復4時間),家を空けている時間帯(午後4時〜12時)の消費電力が一日平均の1.5倍と仮定する。
(ググって引っかかったサイト「エコナビ」http://econavi.eic.or.jp/ecorepo/house/72のグラフから若干多めに推計。)
1万世帯が約0.5日分(8/24*1.5)の電力を消費しないことになり,5,000世帯/日の電力消費を抑制できることになる。
全ての観客が2人家族で全員が家を空けていれば10,000世帯/日の電力消費を抑制できる。逆に会社帰りのサラリーマンが多かったり,留守番を置いて観戦しにきている人が多かったりすれば,その分電力消費は抑制されない。

勿論,この計算は待機電力や冷蔵庫の消費電力を一切無視している。エコナビのデータによると家族が活動していない深夜の消費電力が真っ昼間と余り変わらないため,家を空けても抑制される電力は少ないかもしれない。

きちんとした統計データを元に試算して提示すれば,セ・リーグへの風当たりも軽減される?逆に醜い言い訳と受け取られる?

学者とジャーナリスト,どちらを信じるべきか

今回の原発事故,雑誌メディアを中心にジャーナリストによる極めて悲観的な情報を伝えているが,専門の学者は最悪の事態が発生しても半径20キロ圏内を離れた場合命に別状無しとの見方が大勢のようだ。
普段査読を経て学会誌に掲載される論文を発表している学者と,誰にもチェックされずに雑誌に寄稿したり本を出版しているジャーナリストで,どちらの意見を信じるべきかはハッキリしている。
また,どういう人物の意見を取り上げるかによって,そのメディアの価値がわかる。

2011年3月17日木曜日

スタジオが鈍い?

余震が続いているのだが、結構強めの揺れでもニュース番組がそのまま続くことが多い。
あまりにも反応がないのでスタジオは揺れていないのではないかと思えるくらいだ。
そのため放送局移転説が出ているのだが、さっきのNHKを見る限り揺れていることは揺れているようだ。ちょっとした揺れ程度では番組進行を優先させているようだ。

2011年3月14日月曜日

計画停電,よかれと思ってやったことが…

東京電力は今回極力停電を押さえるべく行動していたように見えるし,実際それにより停電による影響は最小限で済んだわけだが,そのために停電の実施状況が当初公開した情報と異なっていたために大いに評判を落としてしまった。
しかし,何の配慮もなく計画通り実施する方が良かったのだろうか。当初予定通り実施しなかったおかげで通勤できた人は多数いた。ハッキリしない情報に振り回されて頭に来た人も多いだろうが,結果的にはプラスの面の方が多かったのではないだろうか。
マスコミは自分たちを振り回した相手に対しては絶対にネガティブな評価しかしないだろうが。

2011年3月12日土曜日

大地震

3時前,会議中に会社の館内放送で緊急地震警報が放送された。
少しすると,軽く揺れ始めた。大したことがないなと思っていたところ,徐々に強くなり始め,随分と長い間揺れ続けた。キャビネットからファイルが落ち,ネットワーク配線のために床上げしている床がめくれ上がり始めた。
私が勤務しているビルは震度5程度しか耐えられない作りなので,ひょっとしたらこのまま崩壊して下敷きになってしまうのではないかと恐怖にかられた。実際震度5強だったので,崩壊してもおかしくなかった。

揺れが収まってから会議室からオフィスに戻り,すぐにテレビを付けてみんなで情報収集。
震度7や津波6mという速報・予想値に驚く。
仙台の津波の様子に驚愕。

窓から見える首都高は余震の度に車が止まっていたが,しばらくすると緊急車両しか走らなくなった。
私のボスは市原に家があり,奥さんに電話したところコンビナートの爆発の音が凄いとのことだった。

私の青森県の実家に電話するも通じず,災害時用緊急電話を使って電話をしても繋がらない。
仕方がないので兄の家に連絡。電話に出た甥に伝言。

地震の後も散発的に仕事を続け,交通網が麻痺しているために21時まで会社で待機。
21時から杉並方面に家がある4人チームで歩いて帰宅。無理して帰らないようにという政府の呼びかけもあり,歩いて帰ることができない距離の千葉方面のメンツは会社に泊まることになりそうだ。

皇居周辺の道は車で埋まっていて,全然動いていない。歩いて帰宅する人も多く,ヘルメットを被った女性もちらほら。コンビニの弁当やパンは全て無くなっていた。しかしカップラーメンはどこからか出てきており,在庫があった。

まるでパニック映画を実体験するような風景の中を歩くが,歩く人たちは落ち着いており,混雑はしているが混乱はしていなかった。
ただし,東京を大地震が直撃したわけじゃないのにこれだけ帰るのに苦労している。直撃して至る所で道が寸断されたりしたら歩いて帰ることはできないのではないか。


杉並帰宅チーム4人のうち一人は女性で,ヒールを履いているために長距離歩くには厳しかったが,飯田橋で靴屋を見つけて歩きやすい靴を購入。その先はペースがグンと上がった。


飯田橋まで歩いたところでiPhoneアプリ「乗換案内」で電車の運行状況をチェック。
すると大江戸線が動いている。大江戸線ならばかなり家に近いところまで行ける。
大江戸線のプラットフォームまで行き,反対方面の2本の列車をやりすごして列車がやってくるのを待っていると,そこで運行停止のアナウンスが。
再び地上に出て歩く。

神楽坂を過ぎて再び「乗換案内」をチェックすると,西武新宿線運行再開の情報が。
みんな俄然元気が出る。
高田馬場まで結構長い距離もやたら速いスピードであるいてクリア。
大混雑を予想していた西武新宿線はいつもより空いていて,あっさり自宅近くの駅まで辿り着いた。

自宅に戻ってみると予想以上に被害があった。
不安定な置き方をしていたCDラックは転倒,CDが散乱,ガラス扉が割れていた。
オーディオもラックが動き,スピーカーが床に転落,床に大きな傷が付いていた。
本棚も動き,本が床に散乱していた。


明日片付けよう。体が無事ならばなんとかなる。

テレビを付けると死者行方不明者数が会社で見た時よりグンと増えていた。
明日明るくなってから更に被害が拡大しなければよいが…