2010年の国勢調査の速報値によると,中国の人口が630万人増加したそうだ。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2788182/6888268?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
これはリオデジャネイロの人口にほぼ相当するということで,大幅な人口増加といった印象を与える記事だが,注意してみるとその比較対象は2000年なのである。
10年間でたったの630万人だ。年間0.5%程度である。Wikipediaに引用されている国連世界人口推計報告書(2008年)によると0.48%で世界162位。イギリス,フランス,イタリアよりも下である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/国の人口増加率順リスト
どの程度鵜呑みにしていい数字かわからないが,統計上はそれ程遠くない将来に人口は減少に向かいそうだ。
しかし,人口増加率ランキングは見ていると面白い発見が一杯だ。
世界平均が1.18%。
アイスランドのヨーロッパの中での異様な増加率(2.15%)
カタールの凄まじい増加率(10.65%),BRICsの意外な低さ(ロシア-0.04%,中国0.48%,ブラジル0.98%,インド1.43%),東欧の低さ,そしてドイツの低さ(-0.09%)。
ちなみに日本は-0.07%で,210位。
アメリカはカナダと並んで0.96%で137位。中国よりも上,ブラジルより僅かに劣る程度でいい水準だ。しかし,移民無しでこの数字が達成できるだろうか。
G8+中国を並べるとこんな感じだ
アメリカ137位
カナダ137位
イギリス155位
フランス158位
イタリア160位
中国162位
日本210位
ドイツ213位
ロシア221位
2011年2月28日月曜日
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