セ・リーグの開幕が4日ばかり延びたようだが,東京電力管内でのナイトゲームは節電しながらやることになるそうだ。
一般家庭の6000世帯(記事によっては5000世帯等ばらつき有り)が1日に使う分の電力を消費するということだが,4万人が集まればその分一般家庭が使う電力が軽減されるという意見もネット上で見かけた。
私もナイトゲームやった方がひょっとしたら省電力になるかもしれないと考えていたので,同じような事を考える人はいるものだ。
実際どうなんだろう。
観客4万人,全ての観客が家を空けた状態,全ての観客が4人家族,家を空けておく時間8時間(試合4時間,家との往復4時間),家を空けている時間帯(午後4時〜12時)の消費電力が一日平均の1.5倍と仮定する。
(ググって引っかかったサイト「エコナビ」http://econavi.eic.or.jp/ecorepo/house/72のグラフから若干多めに推計。)
1万世帯が約0.5日分(8/24*1.5)の電力を消費しないことになり,5,000世帯/日の電力消費を抑制できることになる。
全ての観客が2人家族で全員が家を空けていれば10,000世帯/日の電力消費を抑制できる。逆に会社帰りのサラリーマンが多かったり,留守番を置いて観戦しにきている人が多かったりすれば,その分電力消費は抑制されない。
勿論,この計算は待機電力や冷蔵庫の消費電力を一切無視している。エコナビのデータによると家族が活動していない深夜の消費電力が真っ昼間と余り変わらないため,家を空けても抑制される電力は少ないかもしれない。
きちんとした統計データを元に試算して提示すれば,セ・リーグへの風当たりも軽減される?逆に醜い言い訳と受け取られる?
2011年3月19日土曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿