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2012年2月5日日曜日

映画「グラン・プリ」を見た。想像以上の映像にびっくり

随分前から見ようと思いつつ見ないでいた映画「グラン・プリ」をようやく見た。

F1を題材にしたアメリカ制作の映画で,主人公は日本のヤムラチームに所属。
勿論モデルはホンダ。ヤムラ以外のチームは実名で登場。ヤムラはカラーリングもホンダとは少し変えてある。(赤のストライプ→黒のストライプ)
映画の中では実際にマシンがサーキットを走っているのだけれど,車載映像がバンバン出てくる。
俳優の顔が映っている走行シーンでも合成したような雰囲気がなく,本当にレースしているように見える。SFXが今のように使えない時代だから,一体どうやって撮影したのか見ていて不思議だった。

1966年制作だから,ホンダがメキシコでリッチー・ギンザー駆るマシンで初優勝した65年の翌年に制作開始。
主人公が元フェラーリチームでBRMチームを経て日本からやってきたヤムラチームに入るって所は現実のホンダのドライバーのリッチー・ギンザーと同じ境遇。
あらすじ読んだ段階ではドライバーはジョン・サーティーズがモデルかと思っていたのだけれど,66年はまだサーティーズはホンダに入っていなかったのだった。

映画の中のヤムラチームは現実のホンダチームより大活躍してしまうのだけれど,イタリアグランプリで僅差で優勝を飾るという所は映画公開の翌年67年のホンダと全く同じだったりする。

映画を見終わった後,あのレースシーンはどうやって撮影したのかWikipediaで調べたのだけれど,なんと本当に俳優が運転して,NASAと共同開発した防振カメラで撮影していたのだった。
さすがに実際のF1マシンをシーズン中に俳優が走らせるわけにも行かないので,F3をモディファイしたマシンだったらしい。どうりで少し小ぶりだと思った。

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