先週末,3月23日に新たな愛車となるBMW Z4が納車された。
この車を買った横浜の「オートファイン」まで代車のスプリンターで向かう。
3月22日以降納車可能との連絡であったため,事前の連絡無しで向かったが,先方は洗車等事前に準備してから納車とのことで,暫く近くのブックオフで時間を潰す。
40分後,簡単な操作説明を受け,キーと車検証,整備記録簿を受け取る。
東名川崎ICから東名に乗り,東京方面とは逆に進み,保土ヶ谷バイパス〜狩場線〜ベイブリッジ〜湾岸線〜レインボーブリッジ経由で家まで帰ることにする。
途中ガソリンスタンドでガソリンを入れるが,給油口の開け方がわからずオロオロする。運転室内から開くのではなく外から手で開けることができるようだ。
この車はノーマルモードとスポーツモードがあり,通常はノーマルモード。
2,000回転以下でユルユルと走る。アクセルを踏んでも反応は少し鈍い。シルキーシックスと称される直6エンジンの音は殆ど聞こえず,背後からエグゾーストからの図太い「ボボボボ」という音が聞こえてくる。
オーディオの音がエンジン回転数と連動しているようで,アクセルを開けているときは音が大きく,止まると音が小さくなる。
湾岸線に入ってスポーツモードに入れる。
俄然レスポンスが良くなり,ハンドルの手ごたえも良く,エグゾーストノートも図太い音からやや甲高い音に変わった。まさにスポーツカーの走り。
しかし,まともに走ることができたのは一部区間のみ。他はずーっと渋滞だった。オンボードコンピュータに燃費計があるが,6.6キロ/リットルを示していた。
家に帰って整備記録簿を見る。
BMWオリジナルの整備記録簿とBMWアプルーブドカー保証書があった。
整備記録簿には1回分の記録しか記載されていなかった。2007年1月の12か月点検の記録だけ。その他臨時整備として2回の事実上のリコールでの整備の記録があった。
BMWの整備記録簿とは別紙で2010年の車検時の24か月点検の整備記録簿が付いていた。これは整備を行ったショップの独自様式だった。
そして,今回私が買った際にオートファインが行った点検の記録簿。24か月点検相当の点検を行うとのことだったが,付いていたのは12か月点検の記録簿だった。
この車に付いているのは3回分の整備の記録のみ。うち,車検時の24か月点検は1回分のみだった。
どうもBMW所定様式の整備記録簿に記載しているのはBMWディーラーだけのようで,他の整備工場は各工場のオリジナル記録簿に記載してオーナーに手渡しているようだ。オーナーが整備記録簿に挟み込まないと,そのままどこかに行ってしまう。
この記録を見ると,この車は私が買う前にも一度中古車として販売されている。その時はBMWのディーラーが売っている。そのため,BMWアプルーブドカー保証書も付いていた。
1回目の中古車販売は2006年1月。この車が登録されたのは2003年12月。最初のオーナーは最初の車検が来る前に売ったということだ。
不思議なのは2007年1月に12か月点検を行っているということ。登録3年目の2006年12月に車検があったのだから,そこで24か月点検をしているはずなのだが。
ひょっとしたら車検前の24か月点検をしていないのかもしれない。というのも,2007年1月時点での走行距離が短いからだ。
2007年1月の記録を見ると,走行距離が僅か7,000キロになっている。2010年の整備記録簿と今回納車前に行った整備記録から推定すると,この車は2人目のオーナーになってから1年に5〜6,000キロ走っている。すると,中古販売時は1,000キロ程度しか走っていなかった可能性がある。
BMWの保証では最初の12か月点検が無料で,記録によると2人めのオーナーはそれを引き継いでいる。殆ど走っていない車なので整備無しで車検は通るだろうし,念のために中古購入1年後に12か月点検をしたのではないか。
過去3回の点検記録でタイヤの溝,ブレーキパッドの厚さを比較すると,この車は2010年の前に一度タイヤを交換していること,前輪のブレーキパッドを交換していることがわかる。
また,オートファインのホームページのメンテナンスレポートから,この車が少なくとも2008年と2012年の2回入庫し,ヘッドライトカバーの黄ばみ解消,バックミラーの格納不具合の解消,ワイパーカウル交換,ギヤボックス不具合の修理を行っていることがわかる。
さて,この車にはCDプレイヤーと6連奏CDチェンジャーが付いているが,2003年モデルではMP3CDの再生ができない。取扱説明書にも何も記載がない。ネットで調べる限りMP3CD再生可能なモデルの場合ちゃんと取扱説明書に記載があるらしいので,間違いなくできないということだ。
2004年中旬あたりからMP3再生ができるプレイヤーに変わったようだ。これは結構不便。オーディオの入替かFMトランスミッターで音を飛ばさない限りラジオとCD再生しかできない。このため,あらかじめFMトランスミッターを買っておいた。
シガーライターソケットから電源を取り,FMトランスミッター経由でiPod再生に挑戦する。再生はできるが,音量が小さく,ボリュームを上げると若干ノイズが載る。音質はイマイチではなくイマサンくらい。走っていると気にならないか…しばらく試してみることにする。
シガーライターソケットにBMW純正のアクセサリーを付けたら動作しない。故障かと思い,他の車に付けると動作する。しかし,同じくシガーライターを使うFMトランスミッターは動作した。これでシガーライターソケットのヒューズが飛んでいるわけでもないことがわかる。よく確かめると,若干緩いFMトランスミッターのシガーライターアダプターは真っ直ぐ奥まで差し込むと電源が入らず,浅めに入れて若干傾けると電源が入る。接点が酸化しているなどしておかしいのだろう。オートファインにクレーム入れて対応してくれるかなー。
この車は禁煙車とのことだったが,明らかに灰皿は使い込んだ形跡がある。ライターも火をつける部分の同心円状の薄い金属が歪んで使用感があり,そう短くない期間タバコを吸うドライバーが乗っていたようだ。まあ,エアコンがヤニくさいとか,内装が汚れているとかないので我慢できるが,なんか騙されたようだなあ。
オートファインはウエブサイトや中古車サイトの記載が実態と異なることが多いので注意が必要だ。
・MD+6連奏CDチェンジャーと記載があったが,実際はCD+6連奏CDチェンジャーだった(MDよりCDでよかった)
・ETCなしとの記載だったが,ETCありだった(まあ,これは良かった)
・保証が3,000キロ,期間無制限との記載だったが3,000キロまたは3か月だった
・本体価格リサイクル料込みとの記載だったがリサイクル料別だった
・禁煙車との記載だったが,少なからぬ期間喫煙している車だった
・納車前点検が24か月点検との記載だったが,提出されたのは12か月点検の記録簿だった
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